祇園祭りのクライマックス「山鉾巡行」。
せっかく行くなら、あの迫力ある瞬間をカメラにおさめたい!と思う方も多いのでは?
でも、巡行コースや時間、混雑状況を知らずに行くと、シャッターチャンスを逃してしまうことも…。
特に辻回しの瞬間や、背景の町並みとの組み合わせなど、撮影ポイントを知っておくと写真のクオリティがぐんと変わります。
この記事では、2025年の巡行スケジュールやおすすめ撮影スポット、撮影時のマナーや持ち物まで、まるっとまとめました!
山鉾巡行ってどんなイベント?時間・コースを解説
祇園祭りのクライマックスともいえるのが、「山鉾巡行(やまほこじゅんこう)」。
きらびやかな山鉾が京都の街を練り歩く様子は、“動く美術館”とも呼ばれていて、一度は見ておきたい圧巻の風景です。
まずは日程を確認しておきましょう。
2025年 山鉾巡行の日程
- 前祭:7月17日(木) 午前9時スタート(四条烏丸出発)
- 後祭:7月24日(木) 午前9時30分スタート(烏丸御池出発)
巡行の順路は山鉾によって異なりますが、前祭は四条通から河原町通を回り、御池通を通って市役所方面へ向かうコース。後祭はその逆方向になります。
所要時間はおよそ2〜3時間。スタート地点で待つも良し、途中の見どころポイントで構えるも良し。時間とコースを把握しておくと、無駄なく動けますよ。
四条河原町・辻回しの見どころと注意点
山鉾巡行でいちばんのハイライトといえば…やっぱり「辻回し(つじまわし)」!
これは、鉾が直角に曲がる瞬間の技で、大勢の曳き手が「えいっ!」と掛け声を合わせ、竹と水で滑らせて方向転換します。
このシーンが見られるのが、四条河原町交差点や河原町御池交差点。
観光客やカメラマンが殺到する“特等席”なので、最前列で撮影したい場合は朝7時〜8時ごろには現地入りしておくのがおすすめ。
ただし、注意点もいくつか
- 最前列は地面に座る可能性大(折りたたみマットがあると◎)
- トイレが遠い&戻れない可能性あり
- 夏の直射日光が強烈なので日傘・水分必須
- 小さなお子さん連れは少し危険もあるので無理しないこと
大迫力の辻回し、一度見たら忘れられない体験になりますよ!
空いてる穴場スポット3選|混雑を避けたい人に
「写真は撮りたいけど、あんまり人混みに行きたくない…」そんなあなたにおすすめの穴場スポットをこっそりご紹介します!
① 御池通(寺町〜烏丸あたり)
- 通りが広くて見やすい
- 午前10時過ぎ〜11時頃が狙い目
- 建物の影で日陰になる場所も多い
② 烏丸御池周辺(後祭)
- 前祭より人が少ない
- 高低差のある通りなので見下ろしカットも狙える
③ 新町通(宵山夜間)
- 巡行当日ではないけど、提灯に照らされた山鉾が映える
- 人も少なめで“撮る人のための道”
穴場とはいえ、時間によってはやっぱり混みます。
なるべく早めに現地入りして、落ち着いて構えられる場所を確保するのがポイントです。
有料観覧席ってどう?予約方法と座席の選び方
実は、祇園祭りの山鉾巡行には「有料観覧席」が用意されているんです。
「人混みが苦手」「絶対にいい場所で見たい!」という方にはかなりおすすめ。
▼ 観覧席の基本情報(例年ベース)
- 前祭・後祭どちらも販売あり
- 1席:4,000〜5,000円前後(記念品つきのことも)
- 位置:市役所前や御池通に設置されることが多い
- 数量限定&6月中に完売する可能性アリ
予約方法は、京都市観光協会や旅行会社の専用サイトから。6月上旬に発売開始することが多いので、見逃さないようにチェックしておきましょう。
席を確保できれば、ゆったり座って撮影に集中できるのが最大のメリット。
三脚NGなどルールはありますが、視界はバッチリです。
撮影マナーと持ち物チェック|SNS映え写真のコツも
最後に、山鉾巡行を撮るうえでのマナーと準備について。
撮影マナー
- 三脚は基本NG。手持ち or ミニ三脚で対応を
- 道をふさいだり、他の観客の視界を遮らないように
- フラッシュ撮影は禁止(お囃子や山鉾関係者の集中の妨げになります)
持っておくと便利なもの
- モバイルバッテリー(写真や動画で電池消耗激しい)
- 折りたたみ椅子 or マット(長時間待機用)
- タオル・水分・帽子(暑さ対策は必須)
- カメラレンズふき(湿気対策)
SNS映えを狙うなら、「逆光を避けた午前中の光」や「背景の町家との組み合わせ」がおすすめ。
動画で“動き”を撮るのも、山鉾巡行の魅力を伝えるいい方法ですよ。
巡行だけでなく、宵山の提灯や屋台もカメラに収めてみては?
まとめ
山鉾巡行は、まさに京都の動くアート。
その瞬間をカメラにおさめるのは、ちょっとした宝探しのようでもあります。
混雑は覚悟のうえ。でも、時間や場所を工夫すれば、ちゃんと自分だけのベストショットが撮れますよ。
ぜひ、今年は「見る」だけじゃなく「残す」祇園祭りにしてみてくださいね。