春の風にふわりと揺れるカラフルな布。
まるで空にかかる虹のようなその景色に、誰もが思わず足を止めてしまいます。
びわこ箱館山の「虹のカーテン」は、自然とアートが生み出す、とっておきの絶景スポット。
この記事では、虹のカーテンの魅力から、アクセス方法、楽しみ方、おすすめのランチ&宿泊情報まで、まるっとご紹介していきます。
2025年の開催スケジュールも詳しくまとめているので、ぜひお出かけの参考にしてくださいね。
「虹のカーテン」とは?感動必至の自然現象
虹のカーテンが見られる季節と時間帯
びわこ箱館山の「虹のカーテン」は、カラフルな布を高原の風にそよがせ、まるで空に広がる虹のような景色を楽しめるアート作品です。
設置されているのは、山頂エリア「びわ湖のみえる丘」。
布に陽光が透ける様子はとても幻想的で、訪れる人たちの心を優しく包み込んでくれます。
虹のカーテンが見頃になるのは、基本的に晴れた日の午前中からお昼頃まで。
光の角度や風の強さによって表情が変わるので、どんな景色に出会えるかはその日のお楽しみです。
虹のカーテンの開催時期について
虹のカーテンは、例年4月下旬から11月上旬にかけて楽しむことができます。
春のやさしい光に包まれる季節から、秋の爽やかな空気が広がる頃まで、長い期間訪れる人を魅了してきました。
そして、2025年の虹のカーテン開催スケジュールは、4月26日(土)~11月9日(日)です。
※天候や施設運営の都合により、期間中でも展示内容が変更となる場合があります。
お出かけの際は公式サイトで最新情報をご確認ください。
虹のカーテンができる仕組みとは?
この美しいカーテンは、滋賀県高島市の伝統工芸「高島ちぢみ」という織物を使って作られています。
軽くて風をよく通す布が、自然の風にふわふわとたなびくことで、まるで空いっぱいに虹が広がっているように見えるんですね。
布の長さは約4メートル。
色とりどりの布が太陽の光を受けてきらきらと輝く姿は、まさにここでしか出会えない絶景です。
他の虹との違いと特徴
ふつうの虹は、雨あがりに空にかかるアーチ型のイメージがありますよね。
それに対して、虹のカーテンは地上に広がる“幕”のような姿。
自然の風にそよぐカーテンは、空気の揺れや光の加減で色を変えたり、ふんわりと形を変えたり。
そのたびに違う表情を見せてくれるので、ずっと眺めていても飽きることがありません。
「ただの展示」と思って行った人も、その美しさに驚いてしまう特別な空間なんですよ。
絶景を写真に収めるコツ
虹のカーテンをきれいに写真に収めたいなら、ちょっとしたコツを意識してみましょう。
まず、太陽を背にする位置からカメラを向けると、光に透けた布の色が一段と美しく映えます。
スマートフォンで撮影する場合は、広角モードを使うと虹の広がりをより大きく捉えることができますよ。
そして、風が吹いた瞬間、ふわっと布が舞い上がるシーンを狙うと、より躍動感のある写真が撮れます。
朝の柔らかい光の時間帯に訪れると、さらに幻想的な一枚になるのでおすすめです。
びわこ箱館山とは?自然と絶景を楽しむスポット
箱館山の基本情報とアクセス方法
所在地 | 滋賀県高島市今津町日置前4201-5 |
営業時間 | 9:00~17:00(ゴンドラ最終上り17:00) |
定休日 | 毎週水曜日(アクティビティのみ休業)※6月23日〜27日、6月30日〜7月4日は全施設休業 |
アクセス方法 | JR湖西線「近江今津駅」→湖国バス 約20分車:名神「京都東IC」から国道161号線経由 約70分 |
ゴンドラ | 全長1,323m/片道約8分 |
ゴンドラ料金(往復) | 大人2,500円/小学生1,000円/未就学児無料(2025年最新・虹のカーテン観覧含む) |
駐車場 | あり(約1,300台、1,000円/1台) |
公式サイト | びわこ箱館山公式サイト |
びわこ箱館山は、滋賀県高島市にある標高約680メートルの高原リゾートです。
春から秋にかけては花畑や絶景を楽しむ「グリーンシーズン」、冬は一面の銀世界となる「スキーシーズン」と、一年を通してさまざまな楽しみ方ができる場所として人気を集めています。
アクセス方法もとても便利です。
車の場合は、名神高速道路「京都東IC」から国道161号線を経由しておよそ70分。
名古屋方面からなら、北陸自動車道「木之本IC」から約45分で到着できます。
電車を利用する場合は、JR湖西線「近江今津駅」で下車し、湖国バスに乗り換えて約20分。バス停からはゴンドラ乗り場まで徒歩ですぐです。
ゴンドラは片道約8分。
空中から眺めるびわ湖や、広がる田園風景を楽しみながら、ゆったりと山頂を目指す道のりも、箱館山ならではの魅力のひとつです。
四季折々の自然が楽しめる魅力
びわこ箱館山の魅力は、何といっても季節ごとに大きく変わる自然の表情にあります。
春から初夏にかけては、ネモフィラやチューリップ、ペチュニアなど色とりどりのお花が咲き誇り、まるで絵本の中に迷い込んだような世界が広がります。
夏になると、青いびわ湖と緑の大地のコントラストがまぶしく、爽やかな高原の風が心地よく吹き抜けます。
秋は、赤や黄色に染まるコキアが山一面を彩ります。
ふわふわとしたコキアの紅葉を眺めながら散策する時間は、とても癒されるひとときです。
そして冬には、スキーやスノーボードを楽しむ人々でにぎわい、真っ白な雪景色が広がります。
四季それぞれに違った美しさを見せてくれる場所だからこそ、何度訪れても新しい発見があるのですね。
家族連れやカップルに人気の理由
びわこ箱館山は、ファミリーにもカップルにもとても人気があります。
小さなお子さま連れのご家族には、広々とした芝生広場や、ふわふわの遊具がある「プレイゾーン」がおすすめ。
自然の中で思いきり体を動かして遊べるので、子どもたちも大満足です。
また、カップルには、びわ湖を一望できる展望スポットや、二人で座れるブランコ「BIWAKO SWING」など、ロマンチックなスポットがたくさん。
一緒に自然を感じながら過ごす時間は、きっと素敵な思い出になるはずです。
お友だち同士でも、のんびり景色を眺めながら語り合う時間は、特別なひとときになりそうですね。
滞在時間の目安と楽しみ方
びわこ箱館山での滞在時間は、だいたい2時間から4時間ほどが目安です。
ゴンドラの乗車時間や、散策、カフェでのひと休みなどを考えると、半日プランを立てるとゆったり楽しむことができます。
特に虹のカーテンをじっくり楽しみたい方は、午前中に訪れるのがおすすめです。
やさしい朝の光の中で揺れる虹のカーテンは、本当に幻想的。
のんびりと写真を撮ったり、ベンチに座って眺めたりしながら、心をリセットする時間を楽しんでくださいね。
知っておきたい注意点と持ち物リスト
高原の気候はふもとよりも少し涼しく感じることが多いので、季節にかかわらず薄手の羽織ものを用意しておくと安心です。
また、山の天気は変わりやすいため、折りたたみ傘やレインコートも忘れずに。
歩きやすい靴を選ぶことも大切です。自然道や芝生エリアをたくさん歩くので、スニーカーなどの動きやすい靴がおすすめです。
そして、写真撮影をたっぷり楽しみたい方は、スマートフォン用のモバイルバッテリーもあると安心。
きれいな景色をたくさん撮っていると、意外とバッテリーが減ってしまうものです。
必須アイテム | 理由 |
---|---|
薄手の羽織もの | 山頂は気温が低めの日があるため |
雨具(折りたたみ傘・レインコート) | 天候の急変に対応できるため |
歩きやすい靴 | 芝生や自然道を快適に歩くため |
モバイルバッテリー | 写真撮影やナビ使用に備えて |
飲み物 | 水分補給をしっかり行うため |
びわこ箱館山での楽しみ方ベスト5
虹のカーテン以外の見どころスポット
びわこ箱館山には、虹のカーテン以外にも心を惹かれるスポットがたくさんあります。
まずぜひ立ち寄りたいのが、「びわ湖のみえる丘」。
ここからは、目の前に広がるびわ湖を一望できる絶景が楽しめます。
特に晴れた日には、湖面がキラキラと光り、本当に美しい風景が広がりますよ。
また、春から夏にかけては「ペチュニアガーデン」も見逃せません。
約3万株以上のペチュニアが咲き誇り、カラフルな絨毯のような景色が広がります。
ふわふわドームやドッグランもあるので、子ども連れの方やペットと一緒に訪れる方にもぴったり。
自然の中で、思いっきり身体を動かしてリフレッシュできる場所がたくさん用意されています。
乗って楽しいゴンドラ体験
びわこ箱館山へ向かうには、山麓駅からゴンドラに乗ります。
全長約1,323メートル、乗車時間はおよそ8分間。
高原をゆっくりと登っていく間、びわ湖を見渡すパノラマの景色を楽しめるのが最大の魅力です。
ゴンドラの中からは、季節ごとに変わる田園風景や、湖に映る青空など、息をのむような光景が次々と現れます。
普段味わえない、ちょっと特別な空中散歩。
乗るだけで旅気分がぐっと高まるので、ぜひこのひとときも大切に楽しんでくださいね。
季節限定イベントやフェスティバル
グリーンシーズン中、びわこ箱館山ではさまざまなイベントが開催されています。
たとえば、春から夏にかけては「花のフェスタ」や「高原ピクニックフェア」。
秋には紅葉を楽しむ「コキアフェスティバル」など、訪れる季節によって違う楽しみ方ができるのも魅力のひとつです。
イベントによっては、地元グルメの販売や、ワークショップ体験ができることも。
ふらりと立ち寄っただけでも、想像以上に楽しい思い出ができるかもしれません。
公式サイトで事前にイベント情報をチェックしてから行くと、より満喫できそうですね。
フォトスポットとSNS映えポイント
びわこ箱館山には、思わず写真を撮りたくなる素敵なスポットがたくさんあります。
「虹のカーテン」はもちろんのこと、「びわ湖のみえる丘」や、空中ブランコの「BIWAKO SWING」も大人気。
ブランコに乗ってびわ湖を背景に写真を撮れば、SNS映え間違いなしです。
また、花畑の中に設置されているカラフルなベンチや、青空と芝生が広がる開放的な景色も、素敵な写真スポットになります。
カメラを持って、宝探し気分でお気に入りの一枚を探してみるのも楽しいですよ。
子ども連れに嬉しい施設とサービス
小さなお子さまと一緒にお出かけするご家族にも、びわこ箱館山はとてもやさしい施設です。
芝生広場には、ふわふわドームや小さな滑り台など、子どもたちが思いきり遊べるスペースが整っています。
また、ファミリー向けの休憩スペースや、おむつ替えコーナーも完備されているので、安心して過ごすことができます。
さらに、ペット連れの方にも嬉しいドッグランが併設されていて、愛犬と一緒に自然を満喫できるのも大きな魅力。
家族みんなで、思いっきりリラックスできる一日が過ごせそうですね。
びわこ箱館山のおすすめランチ&カフェ情報
絶景を眺めながら食べられるレストラン
びわこ箱館山には、自然を感じながらお食事が楽しめるレストランがあります。
「箱館山レストラン」は、山頂エリアにあり、大きな窓からびわ湖を眺めながらお食事ができる素敵な空間です。
おすすめは、地元滋賀県の食材をふんだんに使ったメニュー。
びわ湖をイメージしたオリジナルカレーや、季節限定の特製ランチプレートなど、ここでしか味わえない特別なメニューも用意されています。
美しい景色を眺めながら、心も体もほっと満たされるひとときを過ごせそうですね。
地元食材を使ったおすすめメニュー
箱館山では、滋賀県ならではの地元食材を使ったメニューが人気です。
たとえば、近江牛を使ったハンバーグや、びわ湖でとれた食材を使ったカレーなど、どれも滋賀の恵みを感じられるお料理ばかり。
また、季節によって旬の野菜を取り入れたメニューも登場します。
自然の中で味わう地元グルメは、きっと心に残る味わいになることでしょう。
どれを選んでも、滋賀の豊かな自然とつながるおいしい体験が待っています。
おしゃれなカフェでほっと一息
たくさん歩いたあとは、のんびりとカフェで休憩したくなりますよね。
びわこ箱館山の「カフェテリア」では、こだわりのコーヒーや、季節限定のスイーツを楽しむことができます。
青空の下、テラス席でゆったりとびわ湖を眺めながら味わう一杯は、格別のおいしさ。
また、人気の「箱館山ソフトクリーム」もおすすめ。
高原の空気の中で食べるひんやりスイーツは、思わず笑顔になってしまいます。
テイクアウトできるスイーツ情報
時間にあまり余裕がないときは、テイクアウトのスイーツを楽しむのもひとつの方法です。
山頂エリアでは、スムージーやソフトドリンク、焼き菓子などをテイクアウトできるお店もあります。
天気の良い日は、芝生の上にレジャーシートを広げて、自然の中でカフェタイムを楽しむのも素敵ですね。
おいしいスイーツを片手に、虹のカーテンやお花畑を眺めながら、のんびりと過ごしてみてください。
食事付きパックプランもチェック!
びわこ箱館山では、ゴンドラ往復チケットとお食事がセットになったお得なパックプランも販売されています。
事前に予約しておくと、当日スムーズに利用できてとても便利。
季節限定メニューが楽しめるプランもあるので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね。
自然の中で食べるごはんは、いつもより少し特別な味わい。
旅の楽しみのひとつとして、ランチタイムもぜひ満喫してみてはいかがでしょうか。
びわこ箱館山をもっと楽しむために|宿泊という選択肢
びわこ箱館山を訪れるなら、周辺に宿泊して、もう少しゆったりと過ごすのも素敵な選択肢です。
近隣の今津エリアや奥びわ湖エリアには、ホテルや旅館が点在していて、びわ湖の景色を楽しめるお部屋や、天然温泉付きの宿もあります。
観光のあとのんびり温泉に浸かれば、旅の疲れもふっと癒されそうですね。
また、カップルやファミリー向けの宿泊プランも豊富なので、誰と一緒でも快適な時間が過ごせるはず。
宿によっては、地元の食材を使ったおいしい朝食や、絶景を楽しめる貸切風呂など、特別なおもてなしが用意されていることもあります。
日帰りでも十分楽しめますが、もし時間に余裕があるなら、びわ湖のそばで一泊して、自然に包まれる贅沢なひとときを味わってみてはいかがでしょうか。
まとめ
びわこ箱館山の「虹のカーテン」は、自然の中で体験できる特別なアート作品です。
カラフルな布が高原の風にそよぐ姿は、写真では伝えきれないほどの美しさで、訪れた人の心にやさしく残ります。
また、箱館山は虹のカーテンだけではなく、四季折々の花畑や、びわ湖を一望できる絶景スポットなど、魅力がいっぱい。
家族でも、カップルでも、友だち同士でも、それぞれのスタイルで楽しめる場所です。
今年(2025年)は、4月26日から11月9日まで虹のカーテンが楽しめる予定。
自然とアートが調和した絶景を求めて、ぜひびわこ箱館山へ足を運んでみてくださいね。
きっと、忘れられない一日になるはずです。