ジメジメした梅雨の季節、ちょっと憂うつ…そんなあなたにこそおすすめしたいのが、「紫陽花(あじさい)」を巡るおでかけです。
色とりどりの紫陽花が咲き誇る景色は、どんよりした空気を一変させてくれる癒しの絶景。
実は、京都や奈良に隠れがちですが、滋賀県にも見逃せない紫陽花スポットがたくさんあるんです。
本記事では、地元民が本当におすすめしたい紫陽花の名所10選を厳選してご紹介。
定番の有名地から、静かに楽しめる穴場、写真映えする撮影ポイント、アクセスや混雑対策まで、これを読めば紫陽花旅はバッチリ!
週末のお出かけ、梅雨の旅行先に迷ったら、ぜひ滋賀の紫陽花を候補に入れてみてください。
滋賀で人気の紫陽花名所5選
慶雲館(長浜市)|庭園と紫陽花の調和
滋賀県長浜市にある「慶雲館(けいうんかん)」は、明治天皇のご宿泊のために建てられた格式ある迎賓館で、毎年6月になると約1,000株もの紫陽花が日本庭園を彩ります。木造建築と和風庭園の落ち着いた雰囲気に紫陽花のやわらかい色合いが加わる光景は、まさに日本の初夏の美そのもの。例年の見頃は6月中旬から下旬にかけてで、梅雨のしっとりとした空気の中で見る紫陽花は格別です。
園内では紫陽花の種類も豊富で、アナベルやガクアジサイなどが見られ、色とりどりの花が訪れる人を魅了します。建物内から庭園を眺めることもできるため、雨の日でも濡れずに楽しめるのが嬉しいポイントです。さらに、和傘の貸し出しやライトアップイベントが行われることもあり、フォトスポットとしても人気。JR長浜駅から徒歩5分というアクセスの良さも魅力で、観光やグルメと組み合わせて訪れる人も多いです。落ち着いた雰囲気の中で、ゆったりと紫陽花を楽しみたい方にぴったりのスポットです。
所在地 | 滋賀県長浜市港町2-5 |
拝観料 | 大人300円、中高生150円、小学生無料 |
開館時間 | 9:00~17:00(最終入館16:30) |
駐車場 | あり(有料/近隣コインパーキングを利用) |
アクセス | JR長浜駅から徒歩約5分 |
日吉大社(大津市)|神社と花のコラボ
大津市坂本にある「日吉大社(ひよしたいしゃ)」は、全国にある日吉・日枝・山王神社の総本宮として知られる由緒ある神社です。境内には約1,000本の紫陽花が植えられており、6月中旬から7月初旬にかけて境内全体が色鮮やかな紫陽花に包まれます。特に鳥居越しに見える紫陽花や、参道脇に咲く花々は神聖さと自然の美しさが絶妙に調和し、多くのカメラマンにも愛されている場所です。
境内は広く、紫陽花以外にも歴史的な建築物や美しい苔むした風景が広がり、散策するだけでも心が洗われるような気分になります。さらに、雨の日には石畳がしっとりと濡れ、より一層趣のある雰囲気に。最寄りの坂本比叡山口駅から徒歩でアクセスでき、京都方面からも電車一本で行けるので、日帰り旅行にも最適です。静かな神社の中でゆっくりと紫陽花を楽しみたい人におすすめの名所です。
所在地 | 滋賀県大津市坂本5丁目1-1 |
拝観料 | 大人300円、小人150円 |
開門時間 | 9:00~16:30(季節によって変動あり) |
駐車場 | あり(無料) |
アクセス | 京阪坂本比叡山口駅から徒歩約10分 |
びわ湖バレイ|空中散歩で紫陽花満喫
標高1,100メートルに位置するびわ湖バレイは、冬はスキー場、夏は絶景の高原リゾートとして人気のスポットです。6月下旬から7月にかけては、高原エリアの一部に咲く紫陽花が見頃を迎えます。特にロープウェイで山頂まで登る道中や、テラスから見下ろすびわ湖と紫陽花のコントラストは圧巻。空気が澄んでいるため、晴れた日には琵琶湖の向こうに伊吹山まで見渡せるほどの眺望が楽しめます。
紫陽花の咲くエリアはハイキングコースの途中に点在しており、軽いトレッキング気分で花を楽しむことができます。また、山頂の「びわ湖テラス」ではカフェも併設されており、紫陽花に囲まれた絶景を見ながらゆっくりとした時間を過ごせるのも魅力。子ども連れでも楽しめるアスレチックやジップラインもあるので、ファミリーにも人気のスポットです。都市部の暑さを忘れて、ひと足早く涼を感じながら紫陽花観賞ができる場所としておすすめです。
所在地 | 滋賀県大津市木戸1547-1 |
利用料 | ロープウェイ往復:大人2,500円、子ども1,000円 |
営業時間 | 9:00~17:00(季節により変動あり) |
駐車場 | あり(有料:1日1,000円) |
アクセス | JR志賀駅より路線バス・タクシー約10分 |
三井寺(大津市)|歴史と花が織りなす風景
天台宗の大本山として知られる三井寺(正式名:園城寺)は、歴史的建造物と豊かな自然に囲まれた大津市の名刹です。6月になると、境内各所に咲く紫陽花が訪れる人の目を楽しませてくれます。特に仁王門から続く参道や、鐘楼の周辺に咲く紫陽花は、歴史的な風景との調和が美しく、どこを切り取っても絵になる光景です。
境内は広く、階段や小道を進むたびに新しい紫陽花との出会いがあり、ちょっとした探検気分も味わえます。また、三井寺はライトアップイベントや御朱印めぐりでも人気のため、紫陽花と一緒に“文化的な体験”も楽しめるのが大きな魅力。京都市内からも電車で30分程度とアクセスがよく、歴史好きな方、写真が好きな方、ゆっくりお寺を巡りたい方にぴったりです。
所在地 | 滋賀県大津市園城寺町246 |
拝観料 | 大人600円、中高生300円、小学生200円 |
開門時間 | 8:00~17:00(最終入場16:30) |
駐車場 | あり(有料:1回500円) |
アクセス | 京阪三井寺駅から徒歩約10分 |
壺阪山ふるさと公園(湖南市)|自然の中で癒される
湖南市にある「壺阪山ふるさと公園」は、地元の人々に親しまれている自然豊かな公園です。紫陽花の名所としてはあまり知られていないかもしれませんが、実は毎年6月中旬になると、約3,000株の紫陽花が公園内の斜面を覆い尽くすように咲き誇ります。人が少なく、のんびりと紫陽花を楽しめるのが大きな魅力です。
遊歩道も整備されていて、ゆるやかな坂道を歩きながら様々な角度から紫陽花を見ることができます。紫陽花は青、紫、ピンクとカラフルに咲き分けられ、背景には山の緑や空の青さが広がるため、まるで絵画のような風景が広がります。駐車場やトイレも完備されており、ファミリーや年配の方にも優しいスポットです。商業的ではない、静かな紫陽花スポットを探している人にとっては理想的な場所といえるでしょう。
所在地 | 滋賀県湖南市岩根678-28 |
入園料 | 無料 |
開園時間 | 常時開放 |
駐車場 | あり(無料) |
アクセス | JR甲西駅より車で約10分 |
地元民が密かに通う穴場スポット5選
箱館山ゆり園(高島市)|高原に広がる紫陽花の小径
箱館山ゆり園といえば、夏に咲き誇るユリの名所として有名ですが、実は紫陽花も楽しめる穴場スポットです。標高約680mの山頂に位置し、夏でも涼しい気候が特徴。6月下旬から7月上旬にかけて、園内の散策路沿いや展望エリアに、色とりどりの紫陽花が咲き並びます。広々とした草原の中に広がる紫陽花の道は、高原ならではの開放感と美しさが魅力です。
アクセスはゴンドラで山頂まで登るスタイルで、到着すると一面に広がる絶景が出迎えてくれます。びわ湖を見下ろしながらの散策はまさに非日常で、紫陽花とのコラボレーションも圧巻。観光客が比較的少ないため、静かに自然を満喫したい人にぴったりです。園内にはカフェや軽食売店もあり、ひと休みにも困りません。子ども向けの遊具やちょっとしたアスレチックもあるので、ファミリー層にも人気。地元の人に「実はいいよ」と教えてもらうような、まさに穴場の紫陽花スポットです。
所在地 | 滋賀県高島市今津町日置前 |
入園料 | 大人1,500円、子ども750円(ゴンドラ込み) |
開園時間 | 9:00~17:00(6月下旬~8月初旬の夏季営業) |
駐車場 | あり(有料:500円) |
アクセス | JR近江今津駅より車で約20分/送迎バスあり |
水生植物公園みずの森(草津市)|花と水辺の絶景コラボ
琵琶湖の南岸、烏丸半島にある「水生植物公園みずの森」は、水辺の植物や花が美しく咲き誇るテーマパーク型の植物園です。園内にはガクアジサイやアナベル、ヤマアジサイなどの紫陽花がバランスよく植えられ、6月中旬から7月初旬にかけて見頃を迎えます。特に池のほとりに咲く紫陽花は、水面に反射する様子がとても幻想的で、写真映えスポットとしても人気があります。
公園の管理が行き届いており、花の配置や通路の美しさも魅力のひとつ。季節によってはスイレンやハスなども同時に楽しめ、花の楽園のような雰囲気です。また、園内には冷房完備の温室やカフェスペースもあるので、暑い日や雨の日でも安心して訪れることができます。地元の人にも親しまれている施設ながら、観光地としては比較的知られていないため、ゆっくりと紫陽花を楽しみたい方には特におすすめの穴場スポットです。
所在地 | 滋賀県草津市下物町1091 |
入園料 | 大人300円、高校生・65歳以上150円 |
開園時間 | 9:00~17:00(最終入園16:30) |
駐車場 | あり(有料:琵琶湖博物館と共用) |
アクセス | JR草津駅よりバスで約25分 |
愛知川あじさい公園(愛荘町)|川沿いの静かな名所
東近江市と彦根市の間に位置する愛荘町にある「愛知川あじさい公園」は、名前の通り紫陽花のために整備された公園です。川沿いに咲き誇る約1,000株の紫陽花が堤防に沿って並び、その景色は非常にフォトジェニック。6月中旬から下旬にかけての見頃には、静かな水の流れと紫陽花の組み合わせが訪れる人の心を癒してくれます。
この公園の良さは、地元の方が日常的に散歩やジョギングに利用しているほどの“自然な存在感”にあります。観光客で混雑することはほとんどなく、ゆっくり紫陽花を楽しむことができるのが大きな魅力です。簡易トイレやベンチも整備されており、ちょっとしたピクニックにもぴったり。駐車場もありアクセスは良好ですが、公式情報が少ないため、まさに“知る人ぞ知る”スポット。静かに自然を味わいたい人にはもってこいの場所です。
所在地 | 滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺 |
入園料 | 無料 |
開園時間 | 常時開放 |
駐車場 | あり(無料・簡易) |
アクセス | JR愛知川駅より車で約10分 |
滋賀農業公園ブルーメの丘(日野町)|花と動物と自然体験
「ブルーメの丘」は、ドイツ風の街並みや動物とのふれあい体験ができるテーマパーク型の農業公園です。紫陽花の名所としてはあまり知られていませんが、園内の各所に紫陽花が植えられており、6月になると色鮮やかな花が建物や自然と調和して、異国情緒ある景色を作り出します。
ファミリー層に人気の施設なので、紫陽花だけでなく動物とのふれあいやグルメ体験、クラフト体験なども一緒に楽しめるのがポイント。園内は広く、ゆったりした時間の流れの中で散策できるため、花を楽しみながら非日常感も味わえます。カップルや小さなお子さん連れの家族にもぴったり。アクセスもよく、車での来園に向いているので、週末のおでかけ先としてもおすすめです。「紫陽花を見に行こう」+「一日遊べる場所がいい」というニーズにしっかり応えてくれる、実用性の高い穴場スポットです。
所在地 | 滋賀県蒲生郡日野町西大路843 |
入園料 | 大人1,000円、小人600円 |
開園時間 | 10:00~17:00(季節により変動あり) |
駐車場 | あり(無料) |
アクセス | 近江鉄道日野駅から車で約15分 |
石山寺 裏参道(大津市)|静けさに包まれる紫陽花道
紫式部ゆかりの寺として知られる石山寺。その本堂などがある正面エリアは多くの観光客で賑わいますが、実は「裏参道」と呼ばれる静かな小径が、紫陽花の隠れた名所となっています。6月中旬になると、参道の両脇に青や紫の紫陽花が咲き揃い、木漏れ日の中を歩くその時間はまるで時間が止まったかのような感覚を味わえます。
観光客が少ないため、のんびりと紫陽花を眺めながら歩くことができ、写真撮影にも最適です。とくに朝の時間帯は人も少なく、静けさと花の美しさが際立ちます。本堂周辺では見られない自然の表情もあり、石山寺の別の顔を楽しめるスポットとして、地元民の間では密かに人気です。アクセスも京阪石山寺駅から徒歩10分程度と便利で、ふらっと立ち寄ることもできます。人混みを避けて花を楽しみたい方にとって、理想的な紫陽花散歩道といえるでしょう。
所在地 | 滋賀県大津市石山寺1丁目1-1 |
拝観料 | 大人600円、中高生250円、小学生無料 |
開門時間 | 8:00~16:30 |
駐車場 | あり(有料/周辺にコインPも多数) |
アクセス | 京阪石山寺駅より徒歩約10分 |
紫陽花をもっと楽しむためのヒント
雨の日でも安心!紫陽花観賞の服装と持ち物
紫陽花の見頃は6月の梅雨シーズンと重なるため、天気が不安定な中でのお出かけになることも多いですよね。ですが、雨の日こそ紫陽花が最も美しく見えるとも言われています。水に濡れることで花や葉の色が鮮やかになり、しっとりとした風情が一層引き立ちます。
そのため、まずおすすめしたいのが「レイン対応の装備」です。レインコートやポンチョは傘よりも両手が空くので写真撮影や移動がしやすく、特に坂道や参道のあるスポットでは便利です。また、靴は滑りにくい防水仕様のスニーカーやブーツがおすすめ。長靴も子ども連れには安心です。
バッグはリュック型よりも斜め掛けできる防水タイプが便利。さらに、スマホやカメラを保護するために防水ケースやジップ付きのビニール袋を用意しておくと安心です。日差しがある日は日焼け止めや帽子もお忘れなく。紫陽花鑑賞に出かける際は、季節と天候に応じた装備を準備して、快適に過ごせるようにしておきましょう。
写真映えする撮影ポイントと構図
紫陽花はその色のバリエーションや、丸みを帯びたフォルムから、写真映えする被写体として大人気です。スマートフォンでも簡単にきれいに撮れるのが嬉しいポイント。ただし、より美しく撮るにはいくつかのコツがあります。
まずは「曇りや小雨の日」を狙うこと。紫陽花の色がしっとりと鮮やかに映え、白飛びせずに撮影できます。次に構図ですが、紫陽花を主役にしつつ、背景に神社の鳥居や池、木漏れ日を入れると雰囲気がグッと良くなります。特に石畳や階段と組み合わせると立体感のある写真になります。
接写で花びらの質感を撮るのもおすすめ。ピントを一輪の花に合わせて背景をぼかすと、プロっぽい仕上がりに。また、紫陽花の中にアクセントとして人や傘、和装姿などを入れると、SNS映え間違いなしの一枚が撮れます。事前にスポットの地形や見どころを調べておくと、ベストショットを逃さずにすみますよ。
混雑を避けるには?狙い目の時間帯
紫陽花の季節は、梅雨の時期でも観光客が増えるため、人気スポットは週末を中心に混雑します。できるだけゆったり楽しみたい方には「平日の朝早い時間帯」または「夕方近く」が狙い目です。
特に午前中の開園直後は空気も澄んでいて、人も少なく、写真撮影にも最適な時間帯です。逆に10時~14時は人が最も多く集まる時間なので、避けた方がベター。夕方は閉園時間に注意しながらの訪問になりますが、柔らかな光と人の少なさで、思わぬ名ショットが撮れることもあります。
また、雨が降りそうな日は人出が少なくなるため、しっかり装備を整えれば、静かに紫陽花を楽しめるチャンスです。どうしても土日しか行けない方は、比較的人が分散しやすい「公園型のスポット」や「アクセスに少し手間のかかる場所」を選ぶとよいでしょう。ちょっとした時間選びの工夫で、満足度がグッと高まります。
周辺で楽しめるおすすめカフェ・ランチ
紫陽花スポットを巡った後に立ち寄りたいのが、おしゃれなカフェや地元のグルメを楽しめるお店です。せっかくの休日や観光なら、美しい風景だけでなく、おいしい時間もセットで楽しみたいですよね。
たとえば、長浜市の慶雲館近くには「茶しん本店」の名物・イタリアン焼きそばが人気。大津の三井寺近くには、琵琶湖を望むカフェ「なぎさWARMS」や、スイーツが豊富な「叶 匠壽庵 寿長生の郷」などもおすすめです。高島の箱館山からの帰り道には、地元野菜を使ったランチが楽しめる「朽木いきいきてんき村」も穴場。
観光地の近くには駐車場付きのカフェも多いので、紫陽花観賞の合間に休憩を挟むのも一つの楽しみです。事前にGoogleマップで「カフェ」「ランチ」と調べておくと、混雑時でもスムーズにお店を探せます。花とグルメ、両方楽しむことで、思い出に残る一日になりますよ。
紫陽花と一緒に楽しめる観光名所もチェック
滋賀県には紫陽花だけでなく、同時に楽しめる観光スポットが数多くあります。せっかく足を運ぶなら、1か所だけでなく周辺も一緒に巡る「プチ旅」スタイルがおすすめです。
たとえば、日吉大社のある坂本エリアは、石畳の古道や比叡山延暦寺へのケーブルカー乗り場もあり、歴史と自然を同時に味わえます。長浜市では黒壁スクエアでガラス細工の体験やお買い物ができ、家族連れやカップルにも人気です。
また、びわ湖バレイ周辺では「メタセコイア並木」や「箱館山コキアパーク」など、季節の花とのコラボも楽しめます。石山寺では瀬田川クルーズが楽しめたり、草津のみずの森では琵琶湖博物館とのセット観光もおすすめ。
少しだけ視野を広げて計画を立てることで、紫陽花観賞がより充実した思い出になります。スマホの地図アプリを活用して、周辺の名所やカフェをピンで保存しておくと、当日もスムーズに回れますよ。
紫陽花巡りのアクセス&モデルコース
車で1日満喫!紫陽花ドライブモデルコース
滋賀県内の紫陽花スポットは広い範囲に点在しているため、効率よく巡るなら車での移動が断然おすすめです。ここでは、初心者でも安心して楽しめる1日ドライブコースをご紹介します。
🚗モデルルート(大津~長浜方面)
- 午前9時:日吉大社(大津市)
→ 参拝と紫陽花鑑賞を1時間ほど - 10時半:三井寺
→ 歴史ある風景と紫陽花を堪能 - 12時:なぎさWARMSでランチ
→ 琵琶湖を眺めながらゆったり休憩 - 14時:慶雲館(長浜市)へ移動(約1時間)
→ 美しい庭園で写真撮影&散策 - 16時:黒壁スクエアを軽く散策・カフェタイム
→ 最後はゆったり買い物&カフェ休憩
このコースなら、大津と長浜という滋賀の人気エリアを両方楽しめて、紫陽花もじっくり見られます。駐車場完備のスポットばかりなので、安心して巡れますし、途中の琵琶湖ドライブも爽快感抜群です。週末や連休には、早めの出発を心がけると渋滞を避けやすいですよ。
公共交通で巡るゆったり紫陽花旅
車が使えない方や、のんびり旅を楽しみたい方には、電車と徒歩を組み合わせた紫陽花観賞コースもおすすめです。滋賀はJRや京阪の路線が発達しており、主要な紫陽花スポットにもアクセスしやすいのが特徴です。
🚋モデルルート(電車利用)
- 京都駅 → JR大津駅 → 京阪坂本比叡山口駅
→ 徒歩で日吉大社(約10分) - 坂本駅 → 三井寺(最寄り:三井寺駅)へ移動
→ 歴史を感じながら紫陽花を楽しむ - ランチ:三井寺周辺のカフェやお弁当スポットで休憩
- 午後から石山寺へ移動(京阪で約20分)
→ 静かな裏参道の紫陽花を楽しむ
このルートなら1日で3つの紫陽花スポットを無理なく巡ることができ、移動時間も短め。交通費も比較的安く、電車好きな方や学生さん、シニア層にもぴったりです。天候が不安な日は、駅近で楽しめるスポットを中心に計画するのも◎。
駐車場やトイレなど施設情報まとめ
紫陽花スポットに行く際に気になるのが「駐車場」「トイレ」「休憩場所」などの施設情報ですよね。以下に簡単にまとめました:
スポット名 | 駐車場 | トイレ | ベンチ・休憩所 |
---|---|---|---|
慶雲館 | あり(有料) | あり | あり(館内) |
日吉大社 | あり(無料) | あり | あり(境内) |
三井寺 | あり(有料) | あり | あり(茶屋あり) |
びわ湖バレイ | あり(有料) | あり | 多数あり |
壺阪山ふるさと公園 | あり(無料) | あり | あり |
箱館山ゆり園 | ゴンドラ下にあり | 山頂もあり | 山頂に複数 |
水生植物公園みずの森 | あり(有料) | あり | 多数あり |
愛知川あじさい公園 | あり(無料) | 簡易あり | 少なめ |
ブルーメの丘 | あり(有料) | あり | 園内多数 |
石山寺 裏参道 | 周辺に有料あり | 石山寺内にあり | 少なめ |
多くの施設で駐車場やトイレが整備されており、安心して訪れることができます。特に家族連れや年配の方と一緒に行く場合は、事前にチェックしておくと安心です。
雨の日でも楽しめるスポット紹介
梅雨の季節はどうしても天気が不安定ですが、滋賀の紫陽花スポットの中には、雨でも快適に楽しめる場所がいくつもあります。
特におすすめは「慶雲館」や「三井寺」。屋根付きの休憩所や回廊から庭園を眺めることができ、傘を差さずに紫陽花を楽しめます。また、「水生植物公園みずの森」には温室もあり、雨天でも安心です。
さらに、石山寺の裏参道は木が多く、木陰が自然の傘代わりになることも。雨の日は人も少なく、静けさの中で紫陽花をじっくり鑑賞できるというメリットもあります。晴れの日とはまた違った美しさを楽しむために、ぜひ雨天時にも訪れてみてください。
日帰り?宿泊?おすすめの過ごし方プラン
滋賀県は京都や大阪からのアクセスが良いため、日帰りでの紫陽花観賞も十分に可能です。特に大津エリアや長浜エリアなら、午前〜夕方までで2〜3カ所を回ることができます。
一方で、時間に余裕をもって観光を楽しみたい方には、1泊の宿泊がおすすめです。温泉付きの旅館や琵琶湖ビューのホテルに泊まれば、紫陽花とセットで“ごほうび旅”にもなります。
宿泊地としては、歴史ある町並みが楽しめる「彦根」「長浜」、または温泉と自然が楽しめる「雄琴温泉」エリアが人気です。夕方から夜にかけてのライトアップや、朝の静かな紫陽花散策は、泊まりだからこそ体験できる特別な時間です。
旅のスタイルに合わせて、「さっと見て楽しむ」も「じっくり満喫」もできるのが滋賀の魅力です。
まとめ|滋賀の紫陽花スポットは「自然×静けさ」が魅力
滋賀県には、有名な紫陽花の名所から地元民だけが知るような静かな穴場まで、多彩なスポットが点在しています。今回ご紹介した10か所は、どれも自然との調和が美しく、ゆったりと季節の移ろいを楽しめる場所ばかりです。
また、アクセスや周辺施設の充実度、写真映えするロケーション、混雑のしにくさといった点でも、滋賀の紫陽花スポットは非常にバランスが良く、ファミリーやカップル、一人旅など幅広い層におすすめできます。
特に、観光地としての知名度が高すぎないからこそ、混雑を避けてゆっくり鑑賞できるのも魅力。京都や奈良の喧騒を避けて、「花×癒し」の時間を楽しむなら、滋賀はまさに穴場です。
季節の変化を五感で感じる初夏の旅に、ぜひ滋賀の紫陽花巡りを加えてみてはいかがでしょうか?